大学4年の春休み、学生生活最後の旅行としてセブ島に一人旅に行ってきた。
前々から海外旅行には行ってみたいと思っていて、第一希望はイギリスへサッカーを観に行きたかったのだが、絶賛円安中でヨーロッパ旅行は30~50万ほどの見積もり。流石に学生には手が出せない金額なので、アジア圏で興味があったセブ島にした。
初海外なのでHIS等が飛行機やホテルを予約してくれるパッケージツアーにしようとしていたが、参加者が1人だと一人料金みたいなのでぼったくられるようなので、自分で飛行機やホテルを予約。初めての海外への予約でめっちゃ時間かかったけど、ツアーより3万円くらい浮いたので良かった。ホテルに英語でメッセージ送ったりするのも意外と面白かった。
【0日目】日本→セブ島へ
20時に出発して現地0時半到着の、時差込みで5時間半のフライト。飛行機って耳痛くなるしケツ痛いしで辛い。
入国審査って厳しいイメージあったけど30秒くらいで終わってびっくり。日本のパスポート最強!
着いてまず日本円をフィリピンペソに両替したかったのだが、現地のATMの使い方全くわからず両替レートの悪い空港の両替所で泣く泣く交換。
一応日本円持ってきてて正解だった。クレカで行けるやろ!とか余裕ぶっこいて円持っていかなかったらその時点で詰んでた。
タクシーで空港からホテルまで向かうが、タクシー運転手がめっちゃ話しかけてきてくれる。ただ英語が絶望的な俺は雰囲気でしか会話できない。どこに行くの?そこなら俺がタクシーで連れてってあげるよ?みたいな営業トークもかけられたけど断った。
セブ旅行中に、ソーリー アイム ノット グッド アット イングリッシュを20回くらい言った気がする。英語できなくてもCan I~ と Could you~、How to~でそれっぽいことを聞けたら何となく意思疎通は可能。
ホテルは生活するのに必要な最低限が揃っていながらも海外にしては綺麗で、ホテル選びは成功✌️
【1日目】市内観光
ホテルを出発してセブ市内を歩いて大きなショッピングモールへ。
セブの道路とか街並みはこんな感じ。瓦礫がいたるところにあるし(数年前の台風の影響らしい)、野犬がいっぱいいて発展途上感はすごい。
あと基本的に信号がないので、車の隙を縫って命懸けで信号を渡らねばならない。最初は怖かったがすぐ慣れたしむしろゲームみたいで楽しい。
そして海外は水の確保が大変。日本人は軟水に慣れているが、現地は硬水。水道水は勿論飲めない。ショッピングモールで軟水をストックした。ちなみに水は500mlが15ペソ(40円くらい)で日本より安い。
モールで有名らしいイタリアンの店で昼ごはん食べて、市内観光へ。
フィリピンは長年のスペインの植民地時代の名残りが色濃く残っていて、国民の多くがキリスト教のカトリック信者だったり、キリスト教関連の観光地が多くある。
多分だけどタイやフィリピンがアジア圏の中でも治安がマシな方なのは、仏教やキリスト教の教義のおかげな所はある気がする。
観光地はこんな感じ
サントニーニョ協会
マゼランクロス
これは戦時中に実際に使われてた要塞で、大砲もそのままらしい。
サンペドロ要塞
夜ご飯はフィリピン国民が好きらしいローカルフードのシシグを食べたが、味は美味しいのだが如何せん味が濃く油っこい。すぐ胃もたれした。フィリピンではそういう味が好まれると聞いてはいたが、フィリピン食が俺の口に合わない気がこの時点で結構してた(予感的中)。
2日目は朝の2時に起きてジンベエザメを見に行くツアーに申し込んでいたので、早めにホテルに戻って就寝。
【2日目】ジンベエザメ→スミロン島→モアルボアル
ツアーは相乗り(他の参加者と一緒に行く)で応募していて、相乗り相手はアラサー女子2人組だった。美人だったのでオタク全開にしてキョドったが、落ち着いた雰囲気の2人だったので波長は合って、結構仲良くできた。
3時間バスに乗って5時にジンベエザメと会うための引換券の列に並ぶ。そこから朝ごはん(フィリピン食合わなくて辛い)を食べてこんな船に乗って会いに行く。
この日は波が強い日で、めちゃくちゃ船酔いしたし、写真を撮りながら溺れそうにもなったが、なんとかジンベエザメと会えた。ほんとに50cmくらいの距離まで向こうから近づいてきたりして、迫力満点だった。
次は船に乗ってスミロン島へ。スミロン島はセブで最も透明度が高い海で、実際シュノーケリングをして透明な海で熱帯魚が見れて、めちゃくちゃよかった。これは熱帯魚とカクレクマノミ(ニモ)
次は車でモアルボアルへ移動。モアルボアルはイワシの群れやウミガメが見られる海。
イワシの群れは本当にスイミーみたいな感じ。泳いで近づくとバラバラに散っていく。
ウミガメは思ったより大きくて、可愛かった。
モアルボアル最高だった。セブ島で1番行って良かった場所。イワシの群れは本当に美しかったし、海の色も深い青と淡い水色の部分が両方あって綺麗だった。楽園ってこんな場所のことを指す言葉だなって感覚。ブログだから動画は掲載できないが、本当に表現しきれない美しさ。
ガイドさんも気さくで色んな写真を撮ってくれて良かった。フィリピン人は基本的に気さくな人が多い。
この後3時間くらいかけてホテルに帰着。相乗り相手だった美人の女性2人組とは今後日本でも会うことはないのだろうけど、こういう出会いも一期一会で、旅行の醍醐味だと思う。
余談だが、フィリピンの車の運転は追い越し・割り込みがルール無視で行われていてエグい。日本だったらSNSに晒されてそうな運転を多くの国民がしてる。道路がガタガタなのもあわせて、めっちゃ酔う。
車酔いで食欲なかったので夜ご飯はバナナ1本。バナナ苦手だったのだが、フィリピンのバナナが想像以上に美味しくて、バナナ苦手が直った。
ご当地ビールをホテルでしっぽり。サン・ミゲルというビールで、日本のと比べて苦味が控えめで、ビール苦手な人でも飲みやすい味。
【3日目】ゆったり市内を楽しんでマッサージ→帰りのフライト
3日目は朝からリゾートホテルのデイユースで泳いだりして遊ぶ予定だったのだが、2日目のツアーがハードで体力が底を尽きていたし、泳ぐのは2日目で堪能したので、急遽プラン変更。
昼の12時までホテルで休んで市内をぶらっとしてマッサージを受けて帰ることにした。こういう突発的な計画変更ができるのは、一人旅のメリットのひとつ。
大きなモールの中のジョリビーで昼食。ジョリビーはマックみたいなファストフード店なのだが、チキンがマージで美味かった。世界的に展開しているマックがフィリピンではなかなか浸透しないのだが、フィリピン国民がジョリビーを好きすぎることが原因らしい。確かに500円でこのクオリティのものが食べられるのだからマックに勝ち目はなしだと思った。
ジョリビーに出会うまでフィリピン食がほんとうに合わなくて苦労していたので、ようやく口に合う食事と出会えて美味しさに感動した。
スタバで休憩。日本ではほとんど入ることはないスタバだが、見知らぬ海外の地ではサービスが安心できる点が良い。
モールでお土産を買って、スーパーでココナッツジュースを飲んだりして、旅の最後にマッサージ店へ。
フィリピンのマッサージは安いながらクオリティが高いので有名。
空港近くにあったフィリピンのマッサージチェーン店のヌアタイ。
スウェディッシュマッサージを注文。
そもそもマッサージ店というのが人生初だったので日本のマッサージと比較はできないが、めっちゃ気持ちよかった。肩が凝っている自覚はなかったのだが、どうやらめっちゃ凝ってたらしくて、どんどん血行が良くなって感動した。
ただオイルマッサージだったのにシャワーがなかったので、帰りはアブラギッシュで帰ることになったのだった。
帰りのフライトだが、できる限り安くするために乗り継ぎ便にしたり、フライトが2時間半くらい遅延したりして、家に帰るのにちょうど24時間かかった。空港泊もしたので、めっちゃ疲れた。次海外に行く時は多少高くても直行便にしようと思う。
海外旅行に行ってみて良かったのは、色んな体験ができたこと、色んな現地の人と出会えたこと、自分の中の価値観を刷新することができたこと等。あとは日本に比べて人の目を気にしなくていいというのは、精神的に楽な部分でもある。
逆に辛かったのは、基本的にフィリピンの食事が合わなかったこと(短期の旅行だからなんとかなったが、長期滞在は、食事の問題で自分は無理だと思った)。これに関しては本当にしんどくて、日本に帰ってきて日本食の美味しさに毎日感動している。
英語が話せないなかで一人旅をしての感想だが、言語の壁はあんまり感じなかった。色んなお店に入って買い物や食事をしたが、言葉が通じないことを理由に何かを諦めたことは特になかった。コミュニケーションをとろうとしている意思が伝われば、向こうも親身になって拙い英語を理解しようとしてくれる。
ただそれはそれとして、英語を話せる状態で行く海外旅行は楽しさが増すのだろうなとも思った。
総じて行ってみて本当に良かった!社会人になったら海外旅行に行けるほどの休みをとることは難しいから、こうして学生時代に行く決心をできた2月頭の自分を褒めたい。出不精なのによく頑張った。
セブ旅行の中でも、特にモアルボアルのシュノーケリングは人生最高の瞬間のひとつだった👍👍
追記:帰ってきて数日経ったけどやっぱり日本最高だわ🇯🇵
スリを警戒しなくていいし、水道水は口に入っても危険じゃないし、ご飯美味しい。最高!
【余談】
かかった費用はこんな感じ
飛行機往復 5万ちょい
ホテル3泊で1万ちょい
2日目のシュノーケリングツアー 1.3万
海外旅行保険 1700円
海外で使えるesim 2ギガで600円
タクシー代 3500円(5回も使った割に安い)
持っていって両替した3万円 →買い物や食事、お土産に使ってぴったり使い切り
計 11~12万くらい
セブ島は円安でもこのくらいの旅費で助かった。円安の海外旅行にしては相当安上がりなのかな。
特に面白くはない自己満の日記ですが最後までお付き合いいただきありがとうございました!👍